专利摘要:
パターン付き放射ビームを基板上に投影するように構成されたリソグラフィ装置は、パターン付きオブジェクトを保持するように構成されたサポートと、パターン付きオブジェクトのユーザ領域上に存在するユーザ領域構造の向きおよび/または密度を検出するように構成された測定システムと、を含む。先行する請求項のいずれかに記載のリソグラフィ装置は、ユーザ領域構造の検出された向きおよび/または密度を利用することによりレベリング情報を生成するように構成されたレベリング情報システムと、レベリング情報に基づいてパターン付きオブジェクトのレベルを位置決めするように構成されたレベリングシステムと、を更に含む
公开号:JP2011508417A
申请号:JP2010539339
申请日:2008-12-22
公开日:2011-03-10
发明作者:ブッシンク,ペーター,ゲルハルダス,ウィルヘルムス;ブルインスマ,アナスタシウス,ヤコブス,アニセタス;メイジャー,ヘンドリカス,ヨハネス,マリア
申请人:エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ.;
IPC主号:H01L21-027
专利说明:

[0001] [0001] 本発明は、リソグラフィ装置、オブジェクトをレベリングする方法、およびリソグラフィ投影方法に関する。]
背景技術

[0002] [0002]リソグラフィ装置は、所定のパターンを基板上、通常、基板のターゲット部分上に付与する機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に用いることができる。その場合、ICの個々の層上に形成される回路パターンを生成するために、マスクまたはレチクルとも呼ばれるパターニングデバイスを用いることができる。このパターンは、基板(例えば、シリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば、ダイの一部、または1つ以上のダイ、つまり基板ユーザ領域を含む)に転写することができる。通常、パターンの転写は、基板上に設けられた放射感応性材料(レジスト)層上への結像によって行われる。一般には、単一の基板が、連続的にパターニングされる隣接したターゲット部分のネットワークを含んでいる。公知のリソグラフィ装置としては、ターゲット部分上にパターン全体を一度に露光することにより各ターゲット部分を照射するいわゆるステッパ、および放射ビームによってある特定の方向(「スキャン」方向)にパターンをスキャンすると同時に、この方向に平行または逆平行に基板をスキャンすることにより各ターゲット部分を照射する、いわゆるスキャナが含まれる。パターンを基板上にインプリントすることにより、パターニングデバイスから基板にパターンを転写することも可能である。]
[0003] [0003]リソグラフィ装置の投影システムに対してレチクルの焦点を合わせることは知られている。現在では、このためにレチクルレベルセンサが用いられている。既知のセンサは、2つのレーンを用いてレチクル高さを光学的に測定し、レーンはレチクルのカスタマ領域部分の外側に位置付けられる。非テレセントリック投影システムを有するリソグラフィシステムでは、オーバーレイエラーを防ぐためにZ方向(パターン付きレチクル表面に垂直な方向)におけるレチクルの正確な位置決めが望まれる。]
[0004] [0004] 改良されたリソグラフィ投影装置および方法を提供することが望ましい。特に、パターン付きオブジェクトの非常に正確な位置決めを提供することが望ましい。]
[0005] [0005] 本発明の一実施形態によると、パターン付き放射ビームを基板上に投影するように構成されたリソグラフィ装置が提供されている。このリソグラフィ装置はパターン付きオブジェクトを保持するように構成されたサポートと、パターン付きオブジェクトのユーザ領域上に存在するユーザ領域構造の向きおよび/または密度を検出するように構成された測定システムと、を含む。]
[0006] [0006] 一実施形態によると、パターン付き放射ビームを基板上に投影するように構成されたリソグラフィ装置が提供されている。このリソグラフィ装置は、パターン付きオブジェクトを保持するように構成されたサポートであって、パターン付きオブジェクトがパターン付きユーザ領域を有する、サポートと、パターン付きオブジェクトのユーザ領域上に存在するユーザ領域構造の向きおよび/または密度に基づいたレベリング情報を提供するように構成されたレベリング情報システムと、を含む。リソグラフィ装置は、レベリング情報システムからレベリング情報を受取り、かつ、パターン付きオブジェクトをレベリングするために受取ったレベリング情報を使用するように構成されたレベリングシステムも含む。]
[0007] [0007] 一実施形態によると、パターン付きオブジェクトをレベリングする方法が提供されている。この方法は、オブジェクトのユーザ領域上に存在する1つ以上のユーザ領域構造の向きおよび/または密度を検出することと、構造の検出された向きおよび/または密度に基づいてレベリング情報を生成することと、レベリング情報を利用することによりパターン付きオブジェクトをレベリングすることと、を含む。]
[0008] [0008] 一実施形態によると、第1波長を有する放射の放射ビームを与えることと、構造のパターンを有するユーザ領域を含むパターニングデバイスを設けることと、を含むリソグラフィ投影方法が提供されている。この構造は、放射に対して第1反射率を有し、この構造の外側に延在するユーザ領域部分は放射に対して第2反射率を有する。第2反射率は第1反射率と異なる。この方法は、パターニングデバイスのユーザ領域上に放射ビームを誘導してユーザ領域のパターンを放射ビームに付与することと、投影システムを用いてパターン付き放射ビームを基板のターゲット部分上に投影することと、パターニングデバイスおよび基板の少なくとも1つを投影システムに対してレベリングして、それによりパターニングデバイスにより与えられるオブジェクト面が投影システムにより基板上に焦点が合った状態で投影されるようにすることと、をさらに含む。レベリングすることは、表面構造の向きおよび局所密度の一方または両方と、これらの表面構造の向きおよび/または密度の到来する放射の様々な偏光部分の反射への効果との所定の関係を利用することを含む。]
図面の簡単な説明

[0009] [0009] 本発明のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の概略図を参照して以下に説明する。これらの図面において同じ参照符号は対応する部分を示す。
[0010]図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を示す。
[0011]図2は、図1の装置の一部をより詳細に示す。
[0012]図3は、図1および図2の装置のパターニングデバイスの上面図を示す。
[0013]図4は、図1および図2の装置の測定システム動作時の図3の詳細を概略的に示す。
[0014]図5は、図4の線V−Vに沿った断面を示す。
[0015]図6は、センサ信号の一部を概略的に示す。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6
実施例

[0010] [0016]図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を概略的に示す。このリソグラフィ装置は非テレセントリック型である。] 図1
[0011] [0017] このリソグラフィ装置は、放射ビームPB(例えばUV放射、特に深紫外線、すなわちDUV放射)を調整するように構成された照明システム(イルミネータ)IL、および、パターニングデバイス(例えば、マスク)MAを支持するように構成され、かつ特定のパラメータに従ってパターニングデバイスを正確に位置決めするように構成された第1ポジショナPMに連結されているサポート構造(例えば、マスクテーブル)MTを備える。この装置はさらに、基板(例えば、レジストコートウェーハ)Wを保持するように構成され、かつ特定のパラメータに従って基板を正確に位置決めするように構成された第2ポジショナPWに連結されている基板テーブル(例えば、ウエハテーブル)WT、および、パターニングデバイスMAによって放射ビームPBに付けられたパターンを基板Wのターゲット部分C(例えば、1つ以上のダイを含む)上に投影するように構成されている投影システム(例えば、屈折投影レンズシステム)PLを備える。]
[0012] [0018]照明システムとしては、放射を誘導し、整形し、または制御するために、屈折型、反射型、磁気型、電磁型、静電型、またはその他のタイプの光コンポーネント、あるいはそれらのあらゆる組合せなどの様々なタイプの光コンポーネントを含むことができる。]
[0013] [0019]サポート構造は、パターニングデバイスを支持する、つまり、パターニングデバイスの重量を支える。サポート構造は、パターニングデバイスの向き、リソグラフィ装置の設計、および、パターニングデバイスが真空環境内で保持されているか否かなどの他の条件に応じた態様で、パターニングデバイスを保持する。サポート構造は、機械式、真空式、静電式またはその他のクランプ技術を使って、パターニングデバイスを保持することができる。サポート構造は、例えば、必要に応じて固定または可動式にすることができるフレームまたはテーブルであってもよい。サポート構造は、パターニングデバイスを、例えば、投影システムに対して所定の位置に確実に置くことができる。本明細書において使用される「レチクル」または「マスク」という用語はすべて、より一般的な「パターニングデバイス」という用語と同義であると考えるとよい。]
[0014] [0020] 本明細書において使用される「パターニングデバイス」という用語は、基板のターゲット部分内にパターンを作り出すように、放射ビームの断面にパターンを与えるために使用できるあらゆるデバイスを指していると、広く解釈されるべきである。なお、留意すべき点として、放射ビームに付与されたパターンは、例えば、そのパターンが位相シフトフィーチャまたはいわゆるアシストフィーチャを含む場合、基板のターゲット部分内の所定のパターンに正確に一致しない場合もある。通常、放射ビームに付与されたパターンは、集積回路などのターゲット部分内に作り出されるデバイス内の特定の機能層に対応することになる。]
[0015] [0021]パターニングデバイスは、透過型であっても、反射型であってもよい。パターニングデバイスの例としては、マスクが含まれる。マスクは、リソグラフィでは周知であり、バイナリ、レベンソン型(alternating)位相シフト、およびハーフトーン型(attenuated)位相シフトなどのマスク型、ならびに種々のハイブリッドマスク型を含む。]
[0016] [0022] 本明細書において使用される「投影システム」という用語は、使われている露光放射にとって、または真空の使用といった他の要因にとって適切な、屈折型、反射型、反射屈折型、磁気型、電磁型、および静電型光学系、またはそれらのあらゆる組合せを含むあらゆる型の投影システムを包含していると広く解釈されるべきである。本明細書において使用される「投影レンズ」という用語はすべて、より一般的な「投影システム」という用語と同義であると考えるとよい。]
[0017] [0023] 本明細書に示されているとおり、リソグラフィ装置は、反射型のもの(例えば、反射型マスクを採用しているもの)である。また、リソグラフィ装置は、透過型のもの(例えば、透過型マスクを採用しているもの)であってもよい。]
[0018] [0024]リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブル(および/または2つ以上のマスクテーブル)を有する型のものであってもよい。そのような「マルチステージ」機械においては、追加のテーブルは並行して使うことができ、または予備工程を1つ以上のテーブル上で実行しつつ、別の1つ以上のテーブルを露光用に使うこともできる。]
[0019] [0025]図1を参照すると、イルミネータILは、放射源SOから放射ビームを受ける。例えば、放射源がエキシマレーザである場合、放射源とリソグラフィ装置は、別個の構成要素であってもよい。そのような場合、放射源は、リソグラフィ装置の一部を形成しているとはみなされず、また放射ビームは、放射源SOからイルミネータILへ、例えば、適切な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを含むビームデリバリシステムを使って送られる。その他の場合、例えば、放射源が水銀ランプである場合、放射源は、リソグラフィ装置の一体部分とすることもできる。放射源SOおよびイルミネータILは、必要に応じてビームデリバリシステムとともに、放射システムと呼んでもよい。] 図1
[0020] [0026]イルミネータILは、放射ビームの角強度分布を調節するアジャスタを含むことができる。一般に、イルミネータの瞳面内の強度分布の少なくとも外側および/または内側半径範囲(通常、それぞれs-outerおよびs-innerと呼ばれる)を調節することができる。さらに、イルミネータILは、インテグレータおよびコンデンサといった様々な他のコンポーネントを含むことができる。イルミネータを使って放射ビームを調整すれば、放射ビームの断面に所定の均一性および強度分布をもたせることができる。]
[0021] [0027]放射ビームPBは、サポート構造(例えば、マスクテーブルMT)上に保持されているパターニングデバイス(例えば、マスクMA)上に入射して、パターニングデバイスによってパターン形成される。マスクMAを通り抜けた後、放射ビームPBは投影システムPLを通過し、投影システムPLは、基板Wのターゲット部分C上にビームの焦点を合わせる。第2ポジショナPWおよび位置センサIF2(例えば、干渉計デバイス、リニアエンコーダ、または静電容量センサ)を使って、例えば、様々なターゲット部分Cを放射ビームPBの経路内に位置決めするように、基板テーブルWTを正確に動かすことができる。]
[0022] [0028] 同様に、第1ポジショナPMおよび別の位置センサIF1を使い、例えば、マスクライブラリから機械的に取り出した後またはスキャン中に、マスクMAを放射ビームPBの経路に対して正確に位置決めすることもできる。]
[0023] [0029] 通常、マスクテーブルMTの移動は、第1ポジショナPMの一部を形成するロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)を使って達成することができる。同様に、基板テーブルWTの移動も、第2ポジショナPWの一部を形成するロングストロークモジュールおよびショートストロークモジュールを使って達成することができる。ステッパの場合は(スキャナとは対照的に)、マスクテーブルMTは、ショートストロークアクチュエータのみに連結されてもよく、または固定されてもよい。]
[0024] [0030]図4、図5は、マスクMAの一部の詳細を示す。図1、2、4、5に示すように、マスクMAはマスクユーザ領域UAを含むことができ、この領域にはユーザ定義パターンQ1、Q2が設けられ得る。例えば、パターンQ1、Q2は、装置により基板W上に形成されるべき所望の回路パターンと関連し得る。特に、パターンは、到来する放射ビームPBと異なって相互作用するように構成された、第1ユーザ領域部分(「パターンフィーチャ」とも呼ばれる)Q1および第2ユーザ領域部分Q2を含み得る。] 図1 図4 図5
[0025] [0031] 例えば、第1部分Q1は、放射ビームPBの到来する放射を反射するように構成され、第2部分Q2は、放射ビームPBの到来する放射を少なくとも部分的に吸収するように構成されてよく、またはこの逆に構成されてもよい。例えば、第1部分Q1(あるいは、第2部分)は、1つ以上のミラー形成層を含むミラー部分であり得るので、各ミラー部分が放射ビーム(例えば、EUV光)の所定の波長の到来する放射を反射することができる。同様に、例えば第2部分Q2(あるいは、第1部分)は、1つ以上のアブゾーバ形成層を含む吸収部分であり得るので、各第2部分が放射ビームの所定の波長の到来する放射を吸収または遮断することができる。]
[0026] [0032]言い換えると、第1ユーザ領域部分または構造Q1は、放射ビームPBの放射に対して第1反射率を有し、第1構造Q1の外側に延在する第2ユーザ領域部分または構造Q2は、その放射に対して第2反射率を有することができ、第2反射率は第1反射率と異なる(例えば第1反射率よりも顕著に低い)。]
[0027] [0033] 更なる実施形態によると、第1ユーザ領域部分Q1は、第2ユーザ領域部分Q2により画定される残りのマスクユーザ領域部分から外へ延在するまたは広がる。従って、マスクユーザ領域UAは特定のレリーフを有することができる。例えば、外側に(Z方向に、マスク表面全体に対して垂直に)突出する第1パターン部分Q1の高さH1は、図5では二重矢印H1により示される。この高さH1は、約1〜1000nmの範囲内、または約10〜100nmの範囲内であってよい。一実施形態によると、全ての第1(突出)ユーザ領域部分Q1は、(実質的に)同じ高さを有し得る。例えば、第1ユーザ領域部分Q1の少なくとも99%は、所定の高さH1、または所定の高さH1の+/−0.5nmの範囲内の高さを有し得る。] 図5
[0028] [0034] 一実施形態では、第1マスクフィーチャまたは部分Q1の高さH1(つまり、第2ユーザ領域部分Q2の表面に対する第1部分Q1の上面のレベル)は、既知であってよい。例えば、高さH1は好適な測定装置を用いて(例えばエクスサイチュで)すでに測定されていてもよく、および/または、高さは各マスクMAを製造するために各製造プロセスにおいて使用されるパラメータから取得されてもよい。]
[0029] [0035]図4に示すように、第1部分Q1および第2部分Q2は、上面図で見た場合、様々な形状、向き、および寸法を有し得る(本明細書では、特に、第1部分Q1が第2部分Q2を画定しているため、第2部分Q2の形状、寸法、および向きは第1部分Q1の形状、寸法、および向きに依存し、または、その逆であってもよい)。] 図4
[0030] [0036] 第1部分(および第2部分)の表面密度は、局所的に、つまりユーザ領域UAの様々な区画に対して異なり得る。例えば、パターン構造の局所表面密度は、局所ユーザ領域の一部分の表面積全体あたりの第1部分Q1(または第2部分Q2)の表面積であり得る。例えば、上記ユーザ領域UAの一部分は、1mm×1mm、または0.1mm×0.1mm、またはそれ以下の表面積を有する一部分、もしくはユーザ領域UAの異なる一部分であってよい。一実施形態では、ユーザ領域の一部分は、ユーザ領域UAの表面積の10分の1以下の表面積、例えば、ユーザ領域UAの表面積の100分の1以下の表面積を有し得る。]
[0031] [0037] 非限定的な例として、図4および図5に詳細を示すマスクは、比較的大きい長方形部分Q1a、より小さい長方形部分Q1b、第1マスク方向X1に対して平行に延在する細長い平行フィーチャを有するアレイQ1c、および第1マスク方向X1(マスクMAのエッジの1つに平行な方向)に対して垂直に延在する細長い平行フィーチャのアレイQ1dを含む。しかし、マスクフィーチャQ1、Q2は、例えば湾曲形状、細長い形状、および複合形状等の他の形状である多くの他の形状または形態を有し得る。マスク部分またはフィーチャQ1、Q2は、例えば図4に示す以外の他の方向といった様々な方向に沿って延在し得る。また、第1マスク部分は(上面図で見た場合に)様々な長さおよび幅を有し得る。] 図4 図5
[0032] [0038]マスクMAおよび基板Wは、マスクアライメントマーク(またはマーカ)M1、M2および基板アライメントマークP1、P2を用いて位置合わせされ得る。一実施形態では、マークM1、M2は、ユーザ領域UAの外側に位置付けられるマーカ領域EA内に位置付けられるかマーカ領域EAにより提供される。本実施形態では、マーカ領域EAおよびユーザ領域UAは、マスクMAの同じ面(リソグラフィ動作中に放射ビームPBを受け、図1のようにマスクサポートMTから外を向く面)に位置付けられる。一実施形態では、マーカ領域EAは上面図で見るとユーザ領域を囲んでいる(図3参照)。言い換えると、マーカ領域EAはマスクMAの外周に沿って延在し、ユーザ領域UAを含むパターンは(図3のように)マスクMAの外周から間隔があけられ得る。更なる実施形態では、マーカ領域EAは、ユーザ領域UAの両側に沿って延在する2つの平行で平らな、放射を反射する(例えば細長い長方形の)ストリップまたはラインLL(図1および図3参照)等のレベリングパターンLLも備える。] 図1 図3
[0033] [0039]リソグラフィ装置はさらに、投影システムに対してマスクをレベリングするように構成されたレベリングシステムも含み得る。レベリングシステムは、マスクMAのZ位置、つまり、マスクユーザ領域UAに対して垂直な方向における位置を設定するように構成され得る。例えば、レベリングシステムは2つのストリップLLを用いてマスクのZ位置を光学的に測定するように構成され得る。レベリングシステムは、マスクサポート構造MTにより保持されたマスクを下流の投影システムPLに対して焦点を合わせるように設計され得るので、ユーザパターンは基板サポート構造WT上に保持された基板W上に焦点が合った状態で投影されることができる(図1参照)。例えば、レベリングシステムは、(例えば、リソグラフィ装置がパターン付きビームPBを基板Wの1つ以上のターゲット部分C上に投影するためにリソグラフィ方法を実際に実行する前、といったリソグラフィ装置の初期化段階中に)マスクMAの所望のZ位置決めを提供するために、第1ポジショナPMの一部であってもよく、および/または、第1ポジショナPMと協働してよい。非常に正確なレベリングシステムの実施形態を以下に説明し、図2〜6に図示する。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6
[0034] [0040] 例示では基板アライメントマークが専用ターゲット部分を占めているが、基板アライメントマークをターゲット部分間の空間内に置くこともできる(これらは、スクライブラインアライメントマークとして知られている)。同様に、複数のダイがマスクMA上に設けられている場合、マスクアライメントマークは、各ユーザ領域の間に置かれてもよい。]
[0035] [0041] 例示の装置は、以下に説明するモードのうち少なくとも1つのモードで使用できる。]
[0036] [0042] 1.ステップモードにおいては、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTを基本的に静止状態に保ちつつ、放射ビームに付与されたパターン全体を一度にターゲット部分C上に投影する(すなわち、単一静的露光)。その後、基板テーブルWTは、Xおよび/またはY方向に移動され、それによって別のターゲット部分Cを露光することができる。ステップモードにおいては、露光フィールドの最大サイズによって、単一静的露光時に結像されるターゲット部分Cのサイズが限定される。]
[0037] [0043] 2.スキャンモードにおいては、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTを同期的にスキャンする一方で、放射ビームに付与されたパターンをターゲット部分C上に投影する(すなわち、単一動的露光)。マスクテーブルMTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPLの(縮小)拡大率および像反転特性によって決めることができる。スキャンモードにおいては、露光フィールドの最大サイズによって、単一動的露光時のターゲット部分の幅(非スキャン方向)が限定される一方、スキャン動作の長さによって、ターゲット部分の高さ(スキャン方向)が決まる。]
[0038] [0044] 3.別のモードにおいては、プログラマブルパターニングデバイスを保持した状態で、マスクテーブルMTを基本的に静止状態に保ち、また基板テーブルWTを動かす、またはスキャンする一方で、放射ビームに付与されたパターンをターゲット部分C上に投影する。このモードにおいては、通常、パルス放射源が採用されており、さらにプログラマブルパターニングデバイスは、基板テーブルWTの移動後ごとに、またはスキャン中の連続する放射パルスと放射パルスとの間に、必要に応じて更新される。この動作モードは、前述の型のプログラマブルミラーアレイといったプログラマブルパターニングデバイスを利用するマスクレスリソグラフィに容易に適用することができる。]
[0039] [0045] 上述の使用モードの組合せおよび/またはバリエーション、あるいは完全に異なる使用モードもまた採用可能である。]
[0040] [0046]図2は、例えば上記リソグラフィ装置であるリソグラフィ装置の一部を示す。この装置は、パターン付きオブジェクトを保持するように構成されたサポート構造を含む。本実施形態では、サポート構造はマスクサポート構造MTであり、そしてパターン付きオブジェクトはマスクMAである。一実施形態では、サポート構造は、例えば一部がパターン付けされた基板(その場合、基板ユーザ領域は、例えば、図4〜5に示す上記マスク実施形態に類似する突出する基板部分を有する特定のレリーフを有しうる)である基板を支持または保持するように構成され得る。] 図2 図4 図5
[0041] [0047]リソグラフィ装置は、サポート構造により保持されたパターン付きオブジェクトMAのユーザ領域上に存在する構造Q1、Q2の向きおよび/または上記局所密度を検出するように構成された測定システムも含み得る。測定システムは、構造Q1、Q2の向きと局所密度の両方を検出できることが好ましい。測定システムは、構造Q1、Q2の向きまたは局所密度のみを検出するように構成されてもよい。測定システムは、上記レベリングシステムの一部であってよい。一実施形態によると、測定システムは、(特定の測定ライン45またはストリップまたはフィールドに沿った)2次元平面におけるユーザ領域構造の空間的な向き、(特定の測定ラインまたはストリップまたはフィールドに沿った)2次元平面におけるユーザ領域構造の角度的な向き、および2次元平面におけるユーザ領域構造の全体的な形状、の中から1つ以上を認識または決定するように構成され得る。]
[0042] [0048]測定システムは、構造密度の局所的差異を認識するように構成され得る。測定システムは、ユーザ領域UAの複数の様々な部分に対する第1部分Q1(および/または第2部分Q2)の表面積部分(表面密度)を決定するように構成されることが好ましい。]
[0043] [0049] 一実施形態では、測定システムは、2つの直交方向X1、Y1に対するユーザ領域構造の向きを決定するように構成され得る。これらの2つの直交方向X1、Y1はどちらもパターン付きオブジェクトの放射を受ける表面に平行である。図3は、矢印X1、Y1により直交方向の例を示す。例えば、上記直交方向X1、Y1は、垂直方向、水平方向、または別の方向であってよい。] 図3
[0044] [0050] 一実施形態では、測定システムは、図に示すように、パターン付きオブジェクトMAのユーザ領域UA上の少なくとも1つのスキャンラインに沿って測定ビームMBをスキャンするように構成され得る。例えば、測定ビームMBはレーザビーム、非偏光光、例えば直線、円、または楕円偏光といった所定の偏光を有する偏光ビーム、または他のタイプの放射ビームであってよい。一実施形態では、上記放射ビームPBの少なくとも一部が測定ビームとして使用され得る。]
[0045] [0051]図2に図示するように、測定システムには、測定ビームMBを与え/放射するように構成されたビームジェネレータ20(例えば、レーザまたは別のタイプの放射源)が備えられ得る。ユーザ領域に対するスキャン方向は、図3では矢印Sにより示される。この場合、スキャン方向は第1マスク方向X1と平行である。例えば、ビームMBは、(所定の)直線方向(図3におけるライン45)にユーザ領域UAを横切ってスキャンされ得る。このスキャンは、例えば到来するビームMBに対するマスクテーブルMTの移動、および/または、例えばビームデフレクタを用いてビームMBの伝播方向を変化させることといった数多くの方法により実現され得る。測定ビームMBは、パターン付きオブジェクトの表面に対して垂直に向けられてよく(入射角は90℃)、または90℃より小さい角度でパターン付きオブジェクトMAの表面と交差してよい。] 図2 図3
[0046] [0052] 一実施形態では、測定ビームMBの断面は比較的狭いので、特にパターン付きオブジェクト上のビームスポットMBS(ビームスポットは図4では黒い点MBSとして示される)が比較的小さくなり得る。ビームスポットMBSは、円形(図4参照)または楕円形の断面の異なる形状を有し得る。動作中、ビームスポットMBSの最大寸法Kは約1cm、または約1mmであり得る。] 図4
[0047] [0053]測定システムは、パターン付きオブジェクトMAのユーザ領域UA上の少なくとも1つの直線スキャンライン45に沿って、および、マーカ領域EAの少なくとも1つのマーカM1、M2上を、測定ビームMBをスキャンするように構成され得る。図3では、測定システムは第1マーカM1からユーザ領域UAを介して反対側の第2マーカM1、M2まで、例えばレベリングラインまたはストライプLLに対して平行に、測定ビームをスキャンするように構成されている。例えば、マーカM1、M2は、所定のスキャンライン45に沿って測定ビームMBを正確に誘導するために測定システムにより使用され得る。] 図3
[0048] [0054]図2に示すように、リソグラフィ装置は、測定ビームMBがパターン付きオブジェクトと相互作用した後、その測定ビームMBを受けるように構成された(放射)ディテクタ30を含み得る。ディテクタ30は、様々な方法で構成されることができ、また、フォトディテクタ、ポラリメータ、または別のタイプのディテクタを含むことができる。] 図2
[0049] [0055]パターン付きオブジェクトMAから生じる(反射されたまたは透過した)測定ビームの下流部分を放射ディテクタ30に向けて向け直すように構成されたビームスプリッタ25が提供され得る。ビームスプリッタ25は、(放射源20から)パターン付きオブジェクトMAに向けて伝播するビーム部分の経路中に位置付けられる。このようにして、測定ビームMBがパターン付きオブジェクトMAの表面に向けて実質的に垂直に誘導され得るコンパクトな配置が得られる。]
[0050] [0056] 一実施形態では、パターン付きオブジェクトMAから生じる(反射されたまたは透過した)測定ビーム部分の所定の偏光部分(モード)をフィルタリングするように構成された偏光フィルタ(ポラライザ)15が提供されている。偏光フィルタによってフィルタリングされた放射を検出するために、放射ディテクタ30はフィルタ15と関連している。フィルタ15は、ビームスプリッタ25とディテクタ30との間のビーム経路内に位置付けられ得る。フィルタおよびフォトディテクタ30の代わりに、例えば、システムはポラリメータにより提供され得る(またはフィルタ15およびディテクタ30がこのようなポラリメータを提供し得る)。]
[0051] [0057] 一実施形態では、放射ディテクタにより取得されたデータを処理するように構成されたデータプロセッサ40が提供され得る。データプロセッサは、当業者に理解されるように、ハードウエアおよび/またはソフトウエアにおいて具体化することができ、かつ、コントローラ、コンピュータ、メモリ、インターフェース、通信手段、および/または他のデータ処理手段の中から1つ以上を含むことができる。データプロセッサ40は、リソグラフィ装置の全体の動作を制御する(例えば、リソグラフィプロセスを実行する)ように構成されたリソグラフィ装置コントローラ、またはその一部であってよい。または、データプロセッサ40はリソグラフィ装置コントローラと協働するように構成されてもよい。また、データプロセッサ40はパターン付きオブジェクトMAのレベリングを制御するように構成されたコントローラ、またはその一部であってもよい。]
[0052] [0058] 一実施形態では、データプロセッサ40は、所定の情報(例えば、公式、データベース、所定の、実験により得られた情報)を利用してパターン付きオブジェクトMAの(つまり、部分Q1、Q2の)構造の向きを決定、計算、または推定するように構成され得る。この所定の情報は、少なくとも2つの所定の構造の向きと、反射された測定ビーム部分の少なくとも2つの異なる偏光モードとの関係を含んでいる。]
[0053] [0059] 一実施形態では、データプロセッサ40は、所定の情報(例えば、公式、データベース、所定の、実験により得られた情報)を利用してパターン付きオブジェクトMAの(部分Q1、Q2の)局所密度を決定、計算、または推定するように構成され得る。この所定の情報は、少なくとも2つの所定の構造密度と、反射された測定ビーム部分の強度または反射率との関係を含んでいる。]
[0054] [0060] 一実施形態では、パターン付きオブジェクトのユーザ領域上に存在する構造の検出された向きおよび/または局所密度を利用してレベリング情報を生成するように構成されたレベリング情報プロバイダ(または「情報ジェネレータ」)が提供され得る。このような一実施形態では、レベリングシステムは、(レベリング情報プロバイダにより与えられた)レベリング情報に基づいてパターン付きオブジェクトのレベルを位置決めするように構成され得る。例えば、非限定的な実施形態によると、上記データプロセッサ40はレベリング情報プロバイダを備え得る。]
[0055] [0061] 一実施形態において、システムは、パターン付きオブジェクト識別情報と共に、測定システムにより検出されたパターン付きオブジェクトMAのユーザ領域UA上に存在する構造の向きおよび/または局所密度を処理および記憶するように構成されたデータ記憶システムを含み得る。例えば、非限定的な実施形態では、データ記憶システムはデータプロセッサ40の一部であってよい。]
[0056] [0062]図1〜6が示すシステムの動作は、パターン付きオブジェクトMAをレベリングするための方法を含む。一実施形態では、レベリング情報を生成するために、オブジェクトのユーザ領域上に存在する複数の構造Q1、Q2の向きと局所密度の両方が決定され得る。この方法は、取得したレベリング情報を利用することによりパターン付きオブジェクトMAをレベリングすることも含み得る。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6
[0057] [0063] この方法は、第1波長を有する放射の放射ビームPBを与え(図1参照)、第1構造Q1のパターンを有するユーザ領域UAを含むパターニングデバイスMAを提供する、リソグラフィ投影方法を含む、または、その一部であってよく、第1構造Q1は放射に対して第1反射率を有する。第1構造Q1の外側に延在するユーザ領域部分Q2は、放射に対して第2反射率を有し、(上記されるように)第2反射率は第1反射率と異なる。リソグラフィ中、放射ビームPBは、ユーザ領域MAのパターンを放射ビームPBに付与するためにパターニングデバイスMAのユーザ領域UA上に誘導される。パターン付き放射ビームPBは、投影システムを利用して基板Wのターゲット部分上に投影される。] 図1
[0058] [0064]リソグラフィ方法は、パターニングデバイスにより与えられるオブジェクト面が投影システムにより基板上に焦点が合った状態で投影されるように、パターニングデバイスおよび基板の少なくとも1つを投影システムに対してレベリングすることも含み得る。以下に、パターニングデバイスMAのレベリングを説明する。一実施形態では、レベリングは、表面構造の向きおよび/または局所密度と、これらの表面構造の向きおよび/または密度の到来する放射の反射への効果との所定の関係を利用して、実現され得る。]
[0059] [0065]放射源20は、測定ビームMBを、ビームスプリッタ25を介してパターン付きオブジェクトMAに向けて放射し得る。オブジェクトMAによりビームスプリッタ25に向けて反射されるビームの一部は、ビームスプリッタによって(任意選択のフィルタ15を介して)ディテクタ30に向け直され得る。概略的に示されたシステムは様々な方法で修正することができ、また、測定ビームMBの少なくとも一部を所望の経路に沿ってビーム源からパターン付きオブジェクトを介してディテクタに向けて誘導するために、様々な(他の)光エレメント(例えば、ミラー、レンズ、フィルタ)を含むことができることが当業者に理解されるだろう。]
[0060] [0066] 上記方法は、測定ビームMBが構造Q1、Q2と光学的に相互作用するように、測定ビームMBによりオブジェクトMAの少なくとも一部を照射することを含み得る。オブジェクトMAから生じる測定ビームMBの一部(つまり、反射された部分)は、ユーザ領域構造の空間的な向き、ユーザ領域構造の角度的な向き、ユーザ領域構造の全体的な形状、構造の光学的特性および/または局所表面密度、の中から1つ以上を認識または決定するために利用され得る。図3〜5に示すように、測定ビームMBは、パターン付きオブジェクトのユーザ領域の測定フィールドを照射するために、オブジェクトMA上の所定のスキャンライン45に沿ってスキャンされ得る。測定フィールドは、それぞれ、スキャンライン45に対して特定の空間的な向き、角度的な向き、全体的な形状、密度を有する構造Q1、Q2のパターンを含む(図4〜5参照)。] 図3 図4 図5
[0061] [0067] 本実施形態の動作中、測定ビームMBは、パターン付きオブジェクトMAのユーザ領域UA上の少なくとも1つのスキャンライン45に沿って、および、オブジェクトMAのユーザ領域UAの外側に位置付けられるマーカ領域EAのマーカM1、M2上をスキャンされている。マーカM1、M2は、パターン付きオブジェクトMA上の所定の経路に亘ってスキャン測定ビームMBを正確かつ再現可能に位置決めおよび誘導する通過点を提供し得る。マーカM1、M2は、例えば上記のようにオブジェクトMAを位置決めするといったより典型的な役割で使用されてもよい。]
[0062] [0068]図4〜5に示すように、ライン45に沿ったスキャン中、測定ビームMBは様々な構造Q1(いくつかは図4においてQ1a、Q1b、Q1c、Q1dにより示される)に遭遇する。様々な構造Q1は、様々な局所密度および様々な向きを有し、従って、到来する測定ビームMBと異なって相互作用し得る。例えば、反射第1部分Q1の密度が低いユーザ領域区画は、低反射率、したがって低強度の測定ビームMB)の反射部分を与え、反射部分Q1の密度が高い区画は、高反射率を与え、これにより測定ビームMBの反射部分の強度が高くなる。] 図4 図5
[0063] [0069]図6は、放射センサ30のセンサ信号の例(特に、センサ信号強度Int対スキャン位置pos)を示し、このセンサ信号は、図4〜5に示す区画のスキャン後に反射した測定ビーム部分の測定から生じ得る。比較的大きい第1構造Q1a、Q1bは、測定ビームMBの明確な反射(明確な測定信号部分s1、s2をもたらす)を与える。しかし、比較的小さいフィーチャを有する(つまり、ビームKスポットサイズよりも顕著に小さい)構造Q1c、Q1dは、不鮮明な測定信号s3、s4を与えうる。] 図4 図5 図6
[0064] [0070]スキャンライン45に沿った測定ビームMBのスキャンに関連する、結果として生じる測定信号は、データプロセッサ40により記憶および処理され得る。一実施形態では、測定ビームMBはパターン付きオブジェクトMA上を複数の様々なスキャンライン(例えば、様々な平行するスキャンライン)に沿ってスキャンされ、複数のスキャンデータをもたらし得る。]
[0065] [0071]データプロセッサ40は、次に、所定の情報(例えば、公式、データベース、所定の、実験により得られた情報)を利用して実際のパターン付きオブジェクトMAの(部分Q1、Q2の)局所密度を決定(例えば、計算、または推定)し得る。この所定の情報は、(存在し得る)様々な所定の構造密度と、反射された測定ビームの各強度(または反射率)との関係または相互関係を含んでいる。センサデータと所定の情報との実際の比較は、当業者に理解されるように、様々な方法で実現することができる。本明細書では、特に、構造Q1のパターンの上面が所定レベル(つまり、高さH1)に亘って、ユーザ領域の残りの表面部分Q2の上方へ延在するため、この所定レベルH1を使用して表面構造の決定された局所密度から正確なパターン高さマップを提供することもできる。]
[0066] [0072]パターン付きオブジェクトMAのユーザ領域上に存在し、測定システムにより検出された、構造の検出局所密度は、例えばパターン付きオブジェクト識別情報と共に記憶され得る。例えば、識別情報は、名前、番号、住所、コード、所有者に関連する情報、データおよび/または他の情報中から1つ以上であってよい。]
[0067] [0073]データプロセッサ40は、パターン付きオブジェクトMAのユーザ領域上に存在する構造の検出された密度に基づいて正確なレベリング情報を提供し得る。レベリング情報は、例えば上記パターン付きオブジェクト識別情報と共に記憶されることが望ましい。]
[0068] [0074] 特に、レベリングシステムがユーザ領域UAの少なくとも一部のレベル(例えばZ位置)を決定するように構成されている場合では、特に、レベリング情報はレベリングシステム高さ測定の特定のエラーを補正するための情報であり得る。例えば、レベリング情報は、上記の方法で測定システムにより検出されたフィーチャQ1、Q2の決定または推定された比較的正確な高さマップ(つまり、高さプロファイル)を含むことができる。加えて、レベリング情報はこのような高さマップ/プロファイルに基づくことができ、および/または、レベリング情報は第1部分Q1の上面の平均表面レベルを含んでよい。]
[0069] [0075] 例えば、一実施形態において、パターン付きオブジェクトMAはそのサポートMT上に位置付けされる場合に変形し(例えば歪みまたは湾曲し)、それにより第1パターン部分Q1はまっすぐな面に沿って延在しないことがある。この場合、レベリング情報はパターン付きオブジェクトMAの変形に関連し得る。例えば、レベリング情報はパターン付きオブジェクト変形情報(例えば、オブジェクトMAのタイプまたは歪みまたは湾曲)、および/または、第1部分Q1の上面の検出された高さ位置(この高さ位置はオブジェクトMAの変形を示す)を含むデータを含むことができる。]
[0070] [0076]先行技術リソグラフィシステムでは、レベリングシステムはユーザ領域の外側にある明確な(通常標準化された)レーンLLのみを測定した。先行技術システムでは、リソグラフィ装置のコントローラはユーザ領域パターンの正確なパターン構成を把握することはなかった。本発明の一実施形態によるシステムでは、ユーザ領域UAに関する正確なレベリング情報も利用可能であるため、ユーザ領域UAに対して直接レベリングを実現することができる。例えば、上記レベリング情報に基づいて、レベリングシステムはパターン付きオブジェクトMAを非常に正確にレベリングすることができる。例えば、レベリングシステムは、測定システムにより提供されるレベリング情報を用いて、ユーザ領域UAのあらゆる変形または歪みを考慮することができるようになる。本明細書では、レベリングには、例えばオブジェクトMAのサポートMTを調節すること、リソグラフィ装置の投影システムの1つ以上の部分を調節すること、システムの他の構成要素のレベルおよび/または位置を調節すること、および/または、所望のレベリングを提供するための様々な方法といった、パターン付きオブジェクトのレベル(例えばZ位置)を調節するための様々な方法が含まれ得る。レベリングには、パターン付きオブジェクトのZ位置をパターンQ1の平均高さに設定することが含まれ得る。上記のように、レベリングは、パターニングデバイスMAから生じるリソグラフィ投影ビームPBを焦点が合った状態で基板W上に投影する投影システムを目的としている。]
[0071] [0077] 構造Q1、Q2の向きが、より正確なレベリング情報を提供するために測定システムにより検出または推定され得る。このために、例えばフィルタ15は、パターン付きオブジェクトMAから生じる(透過したまたは反射された)測定ビーム部分の所定の偏光部分(モード)をフィルタリングし、その後、ディテクタ30がフィルタリングされた放射を検出する。このことは図3に示しており、図3ではフィルタ15の前の2つの直交偏光モードt1、t2が、○と×(つまり、モードt1は図の平面に対して垂直である)により示され、および上向き矢印(つまり、図の平面内の偏光モードt2)により示され、第2モードt2のみがフィルタ15によって透過される(言い換えると、示される構成では、フィルタ15は反射した測定ビーム部分の第1偏光モードt1を遮断する)。] 図3
[0072] [0078] 様々な構造の向きが、様々な偏光モードと異なる方法で相互作用することができる。例えば、スキャンライン45に平行に延在する平行構造Q1cは、2つの偏光モードを異なる反射率で反射することができる。同様に、スキャンライン45に垂直に延在する平行構造Q1dは、異なる方法で2つの偏光モードを反射することができる。特定の偏光モードの反射と特定のタイプの構造向きとの関係は、例えば計算、推定を介して、実験的にあらかじめ定義され、(例えば、データプロセッサ40により使用されるために)記憶され得る。フィルタ15または上記ポラリメータは、ビーム偏光の測定を様々な偏光モードt1、t2に対して行うことができるように調節可能であり得る。例として、フィルタ15は、測定が第1モードt1に対しても行われるように調節または置き換えられ得る。]
[0073] [0079]データプロセッサ40は、放射ディテクタ30により取得されたデータを処理するように構成され得る。データプロセッサは所定の情報を利用してオブジェクトの構造の向きを決定、計算または推定するように構成され、この情報は(パターン付きオブジェクト上にあると思われる)複数の所定の構造の向きと測定ビームの様々な偏光モードとの関係を含む。]
[0074] [0080] 構造Q1のパターンの上面が所定のレベル(つまり、高さH1)に亘って、ユーザ領域の残りの表面部分Q2の上方へ延在するため、この所定のレベルH1を使用して決定された表面構造の向きからの正確なパターン高さマップを提供することもできる。(スキャンライン45に沿ったパターン高さに関する)パターン高さマップは、局所構造密度および(各局所)構造の向きと共に個々の構造部分Q1の所定の高さH1に基づいてよく、それにより、非常に正確な高さマップを導き得る。]
[0075] [0081]データ記憶システムは、例えば検出された局所パターン密度および/またはパターン付きオブジェクト識別情報に加えて、検出されたパターンの向きを記憶するように構成され得る。]
[0076] [0082]レベリング情報ジェネレータ(つまり、プロセッサ40)は、パターン付きオブジェクトMAのユーザ領域UA上に存在する構造の検出された向きを利用してレベリング情報を生成し得る。そして、レベリングシステムはこうして提供されたレベリング情報に基づいてパターン付きオブジェクトのレベルを位置決めする。]
[0077] [0083] 本明細書に記載される実施形態は、パターン付きオブジェクトMAの正確な特徴付けのためのシステムおよび方法を、好ましくはインサイチュで(オブジェクトが各サポートMTにより保持されている際のリソグラフィ装置内で)、提供し得る。本明細書に記載される実施形態は、パターン付きオブジェクトの高さマップの精度を大幅に上昇させるように、測定レーンの数を、(通常、パターン付きオブジェクトをリソグラフィ装置内にロードする前には、未知の密度および向きを有する「未知の構造」を含む)ユーザ領域UAと相互作用する測定レーン45まで増加させることを提供し得る。]
[0078] [0084] 例えば、上記から分かるように、反射係数のみを決定するためには、放射ディテクタ30としてフォトディテクタを応用することで十分であり得る。一実施形態では、反射した測定ビーム部分の位相または関連する偏光特性および反射強度が、例えばポラリメータまたはディテクタ/フィルタアセンブリ15、30により検出され得る。例えば、本明細書に記載される実施形態は、パターン付きオブジェクトMAの平坦度の正確な測定およびオブジェクトが変形した場合の平坦度の補正を提供し得る。]
[0079] [0085]光リソグラフィの関連での本発明の実施形態の使用について上述のとおり具体的な言及がなされたが、当然のことながら、本発明は、他の用途、例えば、インプリントリソグラフィに使われてもよく、さらに状況が許すのであれば、光リソグラフィに限定されることはない。インプリントリソグラフィにおいては、パターニングデバイス内のトポグラフィによって、基板上に創出されるパターンが定義される。パターニングデバイスのトポグラフィは、基板に供給されたレジスト層の中にプレス加工され、基板上では、電磁放射、熱、圧力、またはそれらの組合せによってレジストは硬化される。パターニングデバイスは、レジストが硬化した後、レジスト内にパターンを残してレジストの外へ移動される。]
[0080] [0086] 本明細書で使用される「放射」および「ビーム」という用語は、紫外線(UV)(例えば、365nm、355nm、248nm、193nm、157nm、または126nmの波長、またはおよそこれらの値の波長を有する)、および極端紫外線(EUV)(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する)、ならびにイオンビームや電子ビームなどの微粒子ビームを含むあらゆる種類の電磁放射を包含している。]
[0081] [0087] 「レンズ」という用語は、文脈によっては、屈折、反射、磁気、電磁気、および静電型光コンポーネントを含む様々な種類の光コンポーネントのいずれか1つまたはこれらの組合せを指すことができる。]
[0082] [0088] 以上、本発明の具体的な実施形態を説明してきたが、本発明は、上述以外の態様で実施できることが明らかである。例えば、本発明は、上記に開示した方法を表す1つ以上の機械読取可能命令のシーケンスを含むコンピュータプログラムの形態、またはこのようなコンピュータプログラムが記憶されたデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気ディスクまたは光ディスク)の形態であってもよい。]
[0083] [0089] 上記の説明は、制限ではなく例示を意図したものである。したがって、当業者には明らかなように、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本記載の発明に変更を加えてもよい。]
[0084] [0090] 例えば、非限定的な実施形態によると、測定システムはパターン付オブジェクトのユーザ領域上に存在する1つのみの構造の向きを検出、またはパターン付きオブジェクトのユーザ領域上に存在する複数の構造のそれぞれの向きを検出するように構成され得る。]
权利要求:

請求項1
パターン付き放射ビームを基板上に投影するリソグラフィ装置であって、パターン付きオブジェクトを保持するサポートと、前記パターン付きオブジェクトのユーザ領域上に存在するユーザ領域構造の向きおよび/または密度を検出する測定システムと、を含む、装置。
請求項2
前記測定システムは、2次元平面における前記ユーザ領域構造の空間的な向き、または2次元平面における前記ユーザ領域構造の角度的な向き、または2次元平面における前記ユーザ領域構造の全体的な形状、またはこれらのあらゆる組み合わせを認識または決定する、請求項1に記載の装置。
請求項3
前記測定システムは、2つの直交方向に対する前記ユーザ領域構造の前記向きを決定し、前記2つの直交方向はどちらも前記パターン付きオブジェクトの放射を受ける表面に平行である、請求項1又は2に記載の装置。
請求項4
前記測定システムは、前記パターン付きオブジェクトの前記ユーザ領域上の少なくとも1つのスキャンラインに沿って測定ビームをスキャンする、請求項1〜3のいずれかに記載の装置。
請求項5
前記パターン付きオブジェクトは、前記ユーザ領域の外側に位置付けられるマーカ領域を含み、前記マーカ領域はマーカを含み、前記測定システムは、前記パターン付きオブジェクトの前記ユーザ領域上および前記マーカ領域の前記マーカ上を、前記測定ビームをスキャンする、請求項4に記載の装置。
請求項6
前記測定システムは、前記パターン付きオブジェクトから生じる測定ビームの一部を放射ディテクタに向けて向け直すビームスプリッタを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の装置。
請求項7
前記パターン付きオブジェクトから生じる測定ビーム部分の所定の偏光モードをフィルタリングする偏光フィルタと、前記偏光フィルタによりフィルタリングされた放射を検出する放射ディテクタと、を更に含む、請求項1〜6のいずれかに記載の装置。
請求項8
前記放射ディテクタにより取得されたデータを処理するデータプロセッサを更に含み、前記データプロセッサは、少なくとも2つの所定の構造の向きと前記測定ビームの少なくとも2つの異なる偏光モードとの関係を含む所定の情報を利用することにより前記オブジェクトの構造の向きを決定、計算、または推定する、請求項7に記載の装置。
請求項9
前記測定システムにより検出された前記ユーザ領域構造の前記向きおよび/または密度を、パターン付きオブジェクト識別情報と共に、処理および記憶するデータ記憶システムを更に含む、請求項1〜8のいずれかに記載の装置。
請求項10
前記ユーザ領域構造の前記検出された向きおよび/または密度を利用することによりレベリング情報を生成するレベリング情報システムと、前記レベリング情報に基づいて前記パターン付きオブジェクトのレベルを位置決めするレベリングシステムと、を更に含む、請求項1〜9のいずれかに記載の装置。
請求項11
パターン付き放射ビームを基板上に投影するリソグラフィ装置であって、パターン付きユーザ領域を有するパターン付きオブジェクトを保持するサポートと、前記パターン付きオブジェクトの前記ユーザ領域上に存在するユーザ領域構造の向きおよび/または密度に基づいたレベリング情報を提供するレベリング情報システムと、前記レベリング情報システムから前記レベリング情報を受取り、かつ、前記パターン付きオブジェクトをレベリングするために前記受取ったレベリング情報を使用するレベリングシステムと、を含む、装置。
請求項12
パターン付きオブジェクトをレベリングする方法であって、前記オブジェクトのユーザ領域上に存在する1つ以上のユーザ領域構造の向きおよび/または密度を検出することと、前記構造の検出された向きおよび/または密度に基づいてレベリング情報を生成することと、前記レベリング情報を利用することにより前記パターン付きオブジェクトをレベリングすることと、を含む、方法。
請求項13
前記ユーザ領域構造と光学的に相互作用する測定ビームにより前記オブジェクトの少なくとも一部を照射することと、前記オブジェクトから生じる前記測定ビームの一部を利用して、前記ユーザ領域構造の空間的な向き、または前記ユーザ領域構造の角度的な向き、または前記ユーザ領域構造の全体的な形状、またはこれらのあらゆる組み合わせを認識または決定することと、および/または、前記オブジェクトから生じる前記測定ビームの一部を利用して、前記ユーザ領域構造の前記密度を認識または決定することと、を更に含む、請求項12に記載の方法。
請求項14
前記測定ビームは、前記オブジェクト上の所定のスキャンラインに沿ってスキャンされて前記パターン付きオブジェクトの前記ユーザ領域の測定フィールドを照射し、前記測定フィールドは、それぞれ、前記スキャンラインに対して特定の空間的な向き、角度的な向き、全体的な形状、および密度を有する構造のパターンを含む、請求項12または13に記載の方法。
請求項15
前記パターン付きオブジェクトから生じる測定ビーム部分の所定の偏光部分をフィルタリングすることと、前記フィルタリングされた測定ビーム部分を検出することと、を更に含む、請求項12〜14のいずれかに記載の方法。
請求項16
少なくとも2つの所定の構造の向きと、前記測定ビームの少なくとも2つの異なる偏光モードとの関係を含む所定の情報を提供することと、前記フィルタリングされた測定ビーム部分の前記検出から取得されたデータを処理することと、前記所定の情報を利用することにより前記オブジェクトの構造の向きを決定することと、を更に含む、請求項15に記載の方法。
請求項17
前記決定することは、前記構造の向きを計算することを含む、請求項16に記載の方法。
請求項18
前記決定することは、前記構造の向きを推定することを含む、請求項16に記載の方法。
請求項19
前記パターン付きオブジェクトの前記ユーザ領域上の少なくとも1つのスキャンラインに沿って、および、前記オブジェクトの前記ユーザ領域の外側に位置付けられるマーカ領域の少なくとも1つのマーカ上を、前記測定ビームをスキャンすることを更に含む、請求項12〜18のいずれかに記載の方法。
請求項20
前記パターン付きオブジェクトから生じる測定ビーム部分を放射ディテクタに向けて分割することを更に含む、請求項12〜19のいずれかに記載の方法。
請求項21
前記測定システムにより検出されたパターン付きオブジェクトの前記ユーザ領域上に存在する構造の検出された向きおよび/または密度を、パターン付きオブジェクト識別情報と共に、記憶することを更に含む、請求項12〜20のいずれかに記載の方法。
請求項22
前記構造の少なくとも1つは、レベリング方向に垂直な方向において測定して、100nm未満の幅を有する、請求項12〜21のいずれかに記載の方法。
請求項23
第1波長を有する放射の放射ビームを与えることと、前記放射に対して第1反射率を有する構造のパターンを有するユーザ領域と、前記放射に対して、前記第1反射率と異なる第2反射率を有する、前記構造の外側に延在するユーザ領域部分とを含むパターニングデバイスを設けることと、前記パターニングデバイスの前記ユーザ領域上に前記放射ビームを誘導して前記ユーザ領域の前記パターンを前記放射ビームに付与することと、投影システムを用いて前記パターン付き放射ビームを基板のターゲット部分上に投影することと、前記パターニングデバイスおよび前記基板の少なくとも1つを前記投影システムに対してレベリングして、それにより前記パターニングデバイスにより与えられるオブジェクト面が前記投影システムにより前記基板上に焦点が合った状態で投影されるようにすることと、を含み、前記レベリングすることは、表面構造の向きおよび局所密度の一方または両方と、これらの表面構造の向きおよび/または密度の到来する放射の様々な偏光部分の反射への効果との所定の関係を利用することを含む、リソグラフィ投影方法。
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